教室運営者にエールを!塾生が塾をやめるときの心得

塾講師サポ

このページに辿り着かれたということは、

今、退塾話が浮上している、もしくは、退塾が出そうである

そういう状況ですね?私も雇われ教室長のころ、よく検索しました。

どうやったら退塾を止められるか?

って。で、皆さんは結論を見つけられましたか?私は結論を見つけました。といっても私なりの結論ですがね。参考になるかどうかわかりませんが、お時間があるようでしたら一度目を通してみてください。

いきなりですが結論

退塾は止められるか?

私の結論は・・・止められない。

です。経験上の話です。概論ではありません。人は何かを決意してそれを相手に伝えるときは、もうその道に進むと結論付いています。つまり「退塾します」という連絡を受けた時はもう時すでに遅しなんです。

やめます、という連絡を受けてからいろいろ話をして退塾を思いとどまった人もいます。でも100人やめますと申し出られて退塾を思いとどまった人は10人もいませんでした。

お前の話し方が下手だからだよ!

と言われたこともありました。若かりし頃は、そうなのか・・・もっと上手になろう・・・と思って話し方のコツみたいな本も買って読んだりもしましたが、心理学の本を読んだときに、人が大事な決断を声に出して行動するときは8割・9割意思決定されている、という内容を読んだときに、

こりゃ、やめますって言われてから何かやっても時すでに遅しだ

と悟りました。だからやめますという申し出や連絡があったら、

①何が原因でやめる決断に至ったのか
②やめた後の勉強方法はどうするのか

この2点だけ確認するようになりました。

この2点だけを聞く理由

えらく冷たい対応だな、と思われるかもしれませんが、理由があります。
①やめる生徒の対応に労力を使うくらいなら残っている生徒に労力を使うべき
②やめると申し出てこられたらどんな話をしても十中八九やめます
つまり「やめる生徒に労力を使うだけ無駄」とお伝えしたいのです。

あまりにもあっさりやめさせるものですから、「その一人を獲得するために広告宣伝費がいくらかかって人件費がいくらかかって・・・いったい何を考えているんだ!」と、こんこんと説教されたこともありました。

やめる理由は何か

大体が成績不振です。つまりテストの点数が上がらない、がやめる原因なのです。でも中には、テストの点数が上がっているにもかかわらずやめる生徒もいますし、逆にどんどんテストの点数が下がっているのにやめない生徒もいます。

だからこそ、やめる決断に至った理由には真摯に向き合ったほうがいいです。

「先生には本当に感謝しています。でもうちの子があまりやる気がなかったものですから・・・」

と嘘でもいいからこの文言が出てきたのであれば、まだ救われたもんです。

「自習に行っても先生に質問できないと言って帰ってくるし、テスト前も提出物がしっかりできているのかどうかもわからなかったですし・・・」

と、一部塾側に非を求めてくるような発言をされた場合は要注意。この保護者は入塾時に「自習に行ったら先生に質問できますよ」とか「テスト前は提出物が仕上がっているか見ますよ」のような話を聞いて入塾に至ったのだと思われます。

でも塾の雇われ教室長は何年かで転勤になります。引継ぎがあるとはいえ、入塾時に誰とどのような話をして入塾に至ったのかなど覚えていないケースもありますよね。まして自分が配属になったときに既にいた塾生がどういう経緯で入塾したかなんてわかりませんよね。私も経験あります。やめるときになって、「前の先生は○○しますから大丈夫ですって言ってたんですけどねぇ・・・結局十分やってもらえなかったみたいで・・・」という会話。そもそもこの原因は大体が前任の「無責任な約束」が原因です。塾生欲しさにあれもやります、これもやります、で自分の成績は上がり給料も上がるかもしれませんが、後に赴任した教室長にすべて引き継げることをやっていただきたいものです。

ちょっと愚痴っぽくなりました。やめる理由を聞くことは、このように自分あるいは自社の指導内容に対する満足・不満足を聞くためです。不満を持たれてやめられたら、その保護者の口からは決して入塾になるような話をしてもらえません。これだけは確かです。

やめた後の勉強方法を聞く理由

そんなことほっといてくれ!と言われそうな内容ですが、ここは私も信念があります。数か月か数年かわかりませんが、その生徒とかかわってきたわけです。もしテストの点数が伸びずに塾をやめるのであれば、どういう方法で点数回復を図るのか気になるところです。

たとえ話ですが、大食い競争でみんな一斉にスタートして食べ進めているのに、一人だけじーっとしていたとしたら、「どうやってばんかいするんだろうか?」って気になりませんか?それと同じで、点数が下がり続けているのに塾をやめる、その後この子はどうするんだろうか、どうしても気になります。

その答えに納得する場合もあれば、驚愕する場合もあります。点数が下がり続けているのに「塾をやめて自分で勉強させる」とおっしゃる保護者もいらっしゃいました。結論は、塾に行っててもいかなくても点数が変わらないのなら塾に行かなくてもいい、ということです。理にかなったような、かなわないような理由です。中には、「親が教える」という選択で塾をやめられた例もありました。後日やめた生徒の近親に聞いた話ですが、塾をやめて保護者が指導したら実テで50点も上がって志望していた高校を専願で合格できた、という事例もあります。

また余談ばかりになってしまいました。結局のところ次の方針が決まっているならいいけど、決まっていないのであれば、お節介でも今後の方向性だけでも保護者に話したうえで退塾にするのが「講師」としての務めです。

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そもそも退塾はどうやって見抜くのか

「退塾予備軍」はあちこちにいます。「テストの点数が上がらない」という理由が退塾理由の大半を占めますが、中には点数が上がっているにもかかわらず退塾を申し出られる方もいらっしゃいます。それをどうやって見抜くのか?

退塾のメカニズム

退塾理由は主に「成績不振」です。つまり点数が上がらないのであれば塾をやめる可能性が高いと言えるわけです。心理学的な話ですが、大金を投資しているのに一向に結果が伴わない、例えば株に100万円を投資したのに、1年間で資産が元本割れの90万円にまで減ってしまった。その会社にまだ投資し続けますか?というのと同じです。

塾の受講料は年間で概ねですが、50万円近い金額が投じられます。それに見合った結果・効果が見られないならやっぱりやめていきますよ。

入塾時に既に退塾理由は存在する

極論ですが、退塾理由は入塾手続き時にまでさかのぼるります。入塾した理由は何でしたか?生徒にあれやこれや焚きつけて「一緒に頑張ろう!」と言って引っ張るだけ引っ張るような営業をして入塾させた生徒じゃないですか?入塾理由は生徒に「目的(目標)」があるからではないですか?その目標をクリアするために二人三脚で勉強しよう!という話じゃないんですか?また余談になりますが、売り上げ至上主義の学習塾では入塾時にこの目標を塾側が勝手に設定してそれに向けて一緒に頑張ろう!という「絵空事」を生徒と保護者に押し付けます。皆さんはそうなっていませんか?もしこのような営業スタイルが身についてしまっているのであれば、コーチング技術を身に着けてください。間違っても「目標は本人が作るもの」であって他人が作るものではない。

テストの点数で一喜一憂するな!

先ほど述べたように退塾理由が成績不振なので、テストの点数が下がると生徒を呼び出して、やれ復習だの、やれ補講だの、やり始める塾もあります。これは全く逆効果です。だって試合に負けた選手にすぐにハードな練習をするようなもんです。「傷口に塩を塗る」ようなものです。ではどうするのが一番でしょうか?

結果に対する反省をさせることが先決

です。反省といっても「英語が悪かった」というような内容の反省ではなく、どうしていたら、もう少し上の点数を採れたか、という行動面の反省を促してほしいのです。この時間はしっかりとってください。何なら授業時間1時間つぶしてでもしっかり考えさせることが大事です。出来たら書面に書かせてください。

そしてその書いた内容をコピーして保護者へ手渡るように手配し、保護者と電話でいいので簡単な懇談を実施します。話す内容は、
①送った生徒本人の反省を見てもらったか
②それについての感想を聞く
③テスト期間中、保護者が生徒の様子を見ていて感じたり思ったことを聞く
特に③は重要です。本当のことを書け、といっても相手は子どもです。隠したい部分は隠します。そこまで突っ込んで反省出来たら大変身するきっかけになります。

これだけをやっておれば、成績不振での退塾は大幅に減らすことができます。

でも、まともに反省しない生徒もいるしなぁ

確かに教室に数人はそのような生徒はいるでしょう。そういう生徒は時間をかけてじっくり話したうえで反省できるように仕向けていくしかないです。入塾の手続きを自身がしていない生徒であればなおさら、一から面談のし直しでしょうね。

まとめになりますが、テスト結果の反省は、テストまでの行動を振り返りさせよ。

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万全に対策していてもやめる生徒はやめる

どれだけ万全にしていたとしてもやめる生徒はやめます。生徒がやめると自己否定された感覚になります。でもやめる側はそこまで人格否定をしてやめるわけではないです。結局やめるということは、何かが嫌になった、ということなんです。先生が嫌になった、塾通いが嫌になった、嫌いな生徒が入塾してきた・・・などなどいやになる原因があるんです。その嫌な原因を全部取り除くことは難しいです。そこで、

塾の方針(根幹)は、捻じ曲げないでください。

特例を一つ作ってしまうと次の特例が生じます。そうなったら特例じゃなくなります。それなら特例にせずに文章で表すべきです。書いていないことはできないと最初に突っぱねることも経営です。携帯電話の契約で今でも2年縛り契約の途中で解約すると違約金をとられますよね。最初の契約でそうなっている以上、履行しなければなりません。だから入り口が大事なんです。

組織の塾の教室運営を担う先生は、どこまで自分の裁量でやれるのかわかりません。また余談になりますが、私が前に勤めていた塾では、欠席による振り替え授業は実施しない、とマニュアルに明記されているにもかかわらず、上司は「もっと融通利かせよ!」と言って勝手に振り替え授業を実施していました。こうなると生徒Aには振り替え授業を実施したのに生徒Bには実施しないというわけにはいかないじゃないですか。マニュアルには振り替え授業は実施しない、でも現場では勝手に実施している、これってマニュアルの存在意義があるのか?皆さんにはこのようなマニュアルを作って現場を混乱させないでください。

やれること・やれないことは明記する。

よろしくお願いします。

まだまだ書き足りないのですが、別の機会に続きをつづりたいと思います。
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

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